アミューズメント産業研究所でボードゲーム特別展 スポーツテーマに110点
大阪商業大学アミューズメント産業研究所(東大阪市御厨栄町4、TEL 06-6618-4068)の第22回特別展示「ボードゲームでスポーツだ!」が現在、開催されている。(東大阪経済新聞) 【写真】1970年代のボウリングブームの頃に発売されたボウリングゲーム 「日本初の余暇文化産業を研究する専門機関」をうたう同施設。オリンピックイヤーの今年は、スポーツをテーマにしたボードゲームや資料などを6つの章に分け、約110点展示する。 球技のゲームを集めた第1章では、アイスホッケー、ゴルフ、野球、ボウリング、バスケットボール、アメリカンフットボール、テニス、サッカー、バレーボールのゲームを紹介。同研究所研究員の高橋浩徳さんは「アクション系とシミュレーション系のゲームがあり、海外のゲームは戦略を練るシミュレーション系のゲームが多い。シミュレーション系には運の要素があるサイコロを使うゲームが多い。シミュレーション能力が高い人だけを勝たせず子どもも遊べるようにする工夫」と解説する。日本には野球のゲームが多く、実在する球団や人気選手が使われている物もある。「高価でも買う人がいた高度成長期のゲームには高額な商品もある」と話す。 第2章では、自動車や競馬、船、自転車、気球などのゲームを集めた。「競馬は、馬、ジョッキー、厩舎(きゅうしゃ)、馬主、観客といろいろな立場があるので、ゲームのバリエーションが多い」と高橋さん。第3章は格闘・対戦・個人競技のゲームで、相撲やボクシング、フェンシング、空手などをテーマにしたゲームを紹介する。相撲は、当時人気のあった力士の写真を使った物や、外国人の土産用に作られた大相撲を題材にしたすごろくなど幅広い。 第4章では「あしたのジョー」「柔道一直線」など、スポーツマンガやドラマを題材にしたかるたや絵合わせゲームを、第5章では、ローマ五輪や東京五輪などに出場した選手のかるたや、オリンピックでの実際の記録を使って勝負するカードゲームなどを、それぞれ展示。第6章では、愛好者が多く、世界大会が開かれたりしているゲームとして、テーブルサッカーとテーブルフットボールを紹介する。 開催時間は10時~16時30分。日曜休催。入場無料。12月21日まで。 12月7日には、同大学ユニバーシティ・コモンズ・リアクト(御厨栄町1)に日本テーブルサッカー協会代表の植野穣さん、日本テーブルフットボール協会代表の鴻井建三さんを招き、テーブルサッカーとテーブルフットボールのゲームの紹介や実演、体験などを行う。開催時間は13時30分~15時。参加無料。事前申し込み制。
みんなの経済新聞ネットワーク