中村勘九郎、七之助らが出演 地名の由来となった歌舞伎の公演 メインビジュアル公開
歌舞伎俳優の中村勘九郎さん(42)と中村七之助さん(40)らが出演する、東京・新宿で上演される「歌舞伎町大歌舞伎」のメインビジュアルが公開されました。 【画像】中村勘九郎、息子の舞台を「見せたかった」 亡くなった父・勘三郎さんに思いはせる 今回公開されたのは、扮装(ふんそう)姿の勘九郎さん、七之助さんをはじめ中村虎之介さん、中村勘太郎さん、中村長三郎さん、中村鶴松さんらの描き下ろしイラスト。上演される荒事の豪快さと華やかさを併せ持つ曽我物の舞踏『正札附根元草摺』をはじめ、『流星』、そして落語の「貧乏神」を題材にした、新作歌舞伎『福叶神恋噺』とそれぞれの演目の特徴をとらえながら、にぎやかに写し出した昭和の劇場を彩った映画看板さながらのビジュアルになっています。 「歌舞伎町大歌舞伎」は5月に、歌舞伎が地名の由来となった歌舞伎町で行われます。また、公演に先立ち4月28日には歌舞伎町で大お練りも行う予定ということです。 松竹によると、1945年に空襲の被害を受けた後、戦災復興事業として新宿に、劇場や映画館などの娯楽機能を集中させようという動きがあり、この地に歌舞伎の劇場の誘致を図っていたことから「歌舞伎町」と命名されたということです。