子ども好きな娘は将来「保育士」か「幼稚園教諭」になりたいそうです。親としては「年収」が気になります。学費や年収はどのくらい違うのでしょうか?
保育士と幼稚園教諭の年収
厚生労働省の「job tag」が、令和5年賃金構造基本統計調査の結果を基に作成したデータによると、保育士と幼稚園教諭の平均年収・年齢は以下の通りです。 ・保育士:396万9000円(平均年齢38歳) ・幼稚園教諭:407万6000円(平均年齢38.3歳) 同調査から、幼稚園教諭のほうが平均年収は10万7000円高いことが分かります。ただしこれはあくまで平均で、月額にすると9000円ほどの差です。勤務先による差はそれほど大きくないといえるでしょう。
保育士と幼稚園教諭の年収に大差なし! 活躍の場の選択肢を広げるために両方の資格を取得するのもあり
保育士と幼稚園教諭の年収の差は10万7000円で、大差はないことが分かります。それぞれ必要な資格は異なりますが、大学・短期大学・専門学校で両方の資格を取得することも可能です。学校にもよりますが、両方の資格を取得する際は保育士資格のみを取得するよりも学費が高い場合があります。 進学先によってコースや授業内容、取得可能な資格などは異なりますから、詳細を確認してから自分に合った学校を選ぶとよいでしょう。 保育士は子どもを保育し、幼稚園教諭は子どもを教育する専門家です。それぞれに目的や就職先が異なりますから、高校1年生の時点で子どもと接する仕事を考えている場合は、どちらか片方だけを目指すのではなく、選択肢を広げるために両方の資格を取得することを検討してもよいかもしれません。 出典 厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag 保育士 厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag 幼稚園教員 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部