大韓航空、国内線「広い一般席」の有料化を撤回…告知当日に批判殺到、中止
【12月17日 KOREA WAVE】大韓航空は今月13日から国内線の一部一般席(エクストラ・レッグルーム)の有料割り当てを実施する予定だったが、「実質的な運賃値上げではないか」という批判を受け、告知当日に撤回する事態となった。 航空業界によると、大韓航空は12日に「包括的なサービス向上を目的として実施予定だったが、過剰な懸念があるとの指摘を受け、これを撤回することにした」と発表した。 同社は同日、ホームページを通じて国内線一般席の一部、特にエクストラ・レッグルームや前方の好まれる座席を対象に追加料金を課す方針を告知していた。 エクストラ・レッグルームは非常口付近や各セクションの最前列に位置し、座席間隔が広いのが特徴。前方座席は飛行機到着後に優先的に降りられるため、乗客からの人気が高い。 追加料金はエクストラ・レッグルームが1万5000ウォン、前方座席が1万ウォンに設定されており、これらの座席を利用する乗客には預け荷物の優先処理といった特典を提供する予定だった。この政策は、2021年から国際線に適用されているものを国内線に拡大する試みだったが、現在は大韓航空の公式サイトから関連告知が削除されている。 「運賃値上げではないか」との批判に対し、大韓航空側は「前方座席を希望する乗客に購入機会を提供し、優先搭乗や荷物の優先受け取りといったサービス向上を目指していた」と説明したが、消費者の反発を受け撤回に至った。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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