読売ジャイアンツ・吉川尚輝選手が4時間を超える熱戦で決めたサヨナラ打...2度目の「スカパー!月間サヨナラ賞」を受賞
セ・リーグ 読売ジャイアンツ 吉川尚輝選手が、5月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。 【写真を見る】サヨナラ打を放った瞬間の吉川尚輝選手 吉川選手は、5月29日東京ドームで行われた対福岡ソフトバンク2回戦、0対0の同点で迎えた延長12回裏、一死二塁の場面で右越えに劇的なサヨナラ適時二塁打を放った。 試合は読売先発・堀田投手が6回途中無失点の投球。救援陣も好投し、計8名の投手リレーで相手打線を無得点に抑え込む。一方、打線は8回以降毎回得点圏に走者を進めるもあと一本が出ず、得点を奪えない。0対0のまま迎えた延長12回裏、先頭打者の丸選手が左安打で出塁。 犠打で一死二塁とサヨナラの好機を作ると、打席にはここまで2安打を放っている吉川選手。福岡ソフトバンクの守護神・オスナ投手の初球を振りぬくと、打った瞬間右手を突き上げる手ごたえ十分の打球は右翼フェンス直撃のサヨナラ適時二塁打となった。 吉川選手は4日・阪神8回戦でもサヨナラ安打を放っており、月間2本目。吉川選手の受賞は、同じく月間2度のサヨナラ打を記録した20年9月以来2度目となる。5月度は全試合に3番二塁手として出場する攻守の要の一振りが、4時間を超える熱戦に決着つけた。 ――受賞の感想を一言お願いいたします 「選んでいただいたことはすごく光栄に思いますし、またいい場面で打って、選んでもらえるように頑張りたいです!」 ――このような結果を残す上で意識している事は何ですか? 「サヨナラ打を打った時は、ピッチャー陣が頑張ってくれてましたし、なかなか点が取れない状況で、丸佳浩さんと小林誠司さんがつないでくれて、『なんとかしたい!』という気持ちでしたし、延長12回だったので負けはなくて、引き分けか勝ちの状況だったので、思い切って打席には立つつもりで入りました」 ――改めてサヨナラ打を振り返ってどんな気持ちでしょうか? 「シーズン通してなかなか無い事ですし、やっぱり嬉しいですし、まずは『勝って良かった』って気持ちの方が強かったです」 ――シーズン初期から比べて、好調の要因は? 「調子が良くなったかって言われたらまだまだですけど、まだシーズン長いですし、1試合1試合戦っていきたい気持ちでやっていますし、打っても打たなくても『次』の気持ちで臨んでいます」 ――主軸を担う上での意識はいかがでしょうか? 「つなぐ意識というか、僕はホームランをバンバン打てるタイプではないですし、後ろに良いバッターがたくさんいるので、つないでなんとかホームベースに帰って来れるように意識しています」 ――交流戦を含め、この先に向けての意気込みは? 「なんとか勝ち越して、1戦1戦戦っていきたいと思いっています」 ――これまでの野球人生でサヨナラにまつわる思い出を教えてください 「僕じゃないんですけど、去年の交流戦の坂本勇人さんが逆転3ランを打ったのが格好良すぎて、1番興奮したんじゃないかなってぐらいすごかった印象があります」 ――サヨナラ打を打った瞬間の事は覚えていますか? 「自分で打った嬉しさもありますけど、なんかベンチで『頼む!』って思いながら見てる方が...良い(笑)」 ――スカパーで試合終了まで視聴し、応援してくださっているファンの方へ一言お願いいたします 「長い試合でしたけど、最後までたくさんのご声援をいただいたおかげで、打てたと思います。いつも熱いご声援をありがとうございます!」 ※月間スカパー!サヨナラ賞とは 月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。 文=HOMINIS編集部
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