2月2日発売開始。「パタゴニア」の2024年春夏新作を誰よりも早く着てみたら…(後編)
日本列島に寒波が訪れていた1月の終わり、表参道にてパタゴニアの2024年春夏新作展示会が開催された。今回もUOMOブランド統括の山崎と副編集長の薬師神が気になる新作を試着して、その実感をレポート! 【写真】「パタゴニア」の2024年春夏新作試着ルポの画像をもっと見る
人気のクアンダリー・パンツにリペアパッチ(共布)が!
ハイクカテゴリーでは、多機能パンツとして人気を集めるクアンダリー・パンツのリデザインがトピックだ。 内野:玄人好みと思われがちなハイクパンツですが、速乾性があって旅にも最高なんです。 山崎:旅行のときは僕もお世話になっています。洗ってもすぐに乾くからね。あと、ヒップポケットやサイドポケットがファスナー付きというのもセキュリティ上安心だし便利。 内野:クアンダリー・パンツのみに今シーズンから、リペア用の共布が付くというのが大きなトピックです。「IF IT’S BROKE,FIX IT!(壊れたら直そう)」とプリントされた内ポケットを裏返すとその下にリペア パッチが縫い付けられています。
山崎:年々暑くなっているから、最近は5月頃から10月くらいまでショーツですね…。それこそ速乾性に優れたバギーズばかりはいている。 内野:だったら裾が取り外せるコンバーティブル・パンツはどうですか? 速乾性はそのまま、新しいネットプラスファブリックになって、シルエットもアップデートされています。 山崎:裾って取り外して、皆さん、どうしてるんですか? ポケットに入れるわけにもいかないし…。 内野:トレイルではバッグに入れてますね…。中高山ハイクでは気温差も激しくなりますから、おすすめですよ。
実感できる機能満載のマウンテンバイク・ウエア
スポーツカテゴリーのラストは、近年ファッションシーンでも注目されるマウンテンバイク・カテゴリー。 内野:パタゴニアのバイクウエアは、ライダーの実感情報をデザインに反映しています。このパンツは腿の内側と膝の裏側にレーザー加工で通気孔をあけています。 薬師神:自転車に乗るとこのあたりが蒸れるんですかね? 内野:おっしゃる通りで、熱がこもりやすい箇所です。ライダーの意見を取り入れてこの仕様にしました。実際に乗っている人でないと思いつかない機能です。
内野:こちらのジャケットは悪天候に対応する完全防水タイプですが、フロントの止水ファスナーがダブル仕様で、フロントを少し開ければベンチレーションになるという仕掛けがあります。素材はPFCフリーのH2Noです。両サイドにファスナーがついていて、ライディング時に暑くなったときにはここを開けて換気ができます。 薬師神:着やすくて、配色もいいので、僕もちょっと欲しくなりました。 それぞれの視点でパタゴニアと向き合ったふたりの展示会レポートはまだまだ途中。デイリーに着たい、ライフスタイルカテゴリーのトピックは後編にて!