トランプ前大統領の返り咲きでメーガンさんのアメリカ生活にさらなる暗雲か
■「世界で最悪の判断力の持ち主」と批判 さらに、「バニティ・フェア」など複数の雑誌の編集長を務め、英王室とも親交があることで知られている作家でジャーナリストのティナ・ブラウン氏がメーガンさんについて痛烈な言葉を放ったことが報じられた。 イギリス出身のブラウン氏は以前にも「メーガンは自分の豊富な女優経験を生かして、ヘンリー王子に『あなたをハリウッドのスターにしてあげる』と言ってアメリカ行きを説得した」と語っている。ブラウン氏によれば、それまで王室と軍隊の経験しかない世間知らずだったヘンリー王子は、その言葉に子羊のように盲目的に従ったという。 今回、再び注目を集めたブラウン氏の発言は「メーガンは、世界で最悪の判断力の持ち主」と容赦なく、「メーガンは間違いを犯すことに関しては完璧です。彼女は人の話に耳を貸さず、自分のやりたいことを押し進めるが、いつもすべて的外れです」と言い切っている。 メーガンさんは、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリスト(ノンフィクション部門)で1位に輝いたブラウン氏の著書「ダイアナ・クロニクルズ」(2008年)を愛読し、ブラウン氏のファンと自認していた。それだけに、ブラウン氏の新たな発言を耳にしたメーガンさんは打ちのめされて涙にくれ、慰めようがないくらいだと関係者が明かしている。ただ、同時にブラウン氏に激しい怒りを見せたという。 ■トランプ大統領の次男が「イギリスにお返ししたい」と発言 アメリカでの生活に暗雲が立ち込めているメーガンさん。起業家としての成功を目指して今年3月に立ち上げを発表した新ブランドARO(アメリカン・リビエラ・オーチャード)にも進展がない。専門家からは「彼女がビジネスや法律の専門知識を身に付けていないことで商標登録問題などを起こしている。すぐに利益を上げないと事業は間もなく終焉を迎える」と忠告を受けているほか、スタッフいじめを糾弾され、友人たちも次々にメ―ガンさんの元を去っているという。 そんな孤独な状態にあるメーガンさんだが、今ますますアメリカでの居心地が悪くなるのではないかと心配される事態になっている。 11月5日、アメリカ大統領選で、共和党のトランプ前大統領が大勝。トランプ氏の次男のエリック・トランプ氏は以前、ヘンリー王子夫妻を「喜んでイギリスにお返ししたい」と発言したことがあり、さらに最近もメーガンさんについて「かなりunpopular (不人気)である」と言っている。トランプ大統領の誕生はメ―ガンさんにとって脅威となっているだろう。 ■王室訪問を検討か 最後の切り札は、2人の子どもたちアーチー王子(5)とリリベット王女(3)だ。チャールズ国王(75)が「孫との絆を深めたい」との希望を持つと知り、来年一家4人での英王室訪問を検討しているといわれる。ただ、英王室側はチャールズ国王、ヘンリー王子のいとこにあたるベアトリス王女(36)、ユージェニ―王女(34)以外は面会しないとの条件を出しているそうだ。 「二度と行きたくない」と明言したイギリスにメーガンさんは足を向けるのだろうか。 (ジャーナリスト 多賀幹子) *AERAオンライン限定記事
多賀幹子