水道の蛇口を閉め忘れ「3日間」の旅行中に水が「流しっぱなし」になっていました。「水道代」はいくらかかるでしょうか?
旅行から帰ると、想像もしなかったトラブルが待っていることがあります。例えば、水道の蛇口を閉め忘れて水道が3日間にわたって流しっぱなしになっていた場合、その水道代はどれほどの金額になるのでしょうか。 この記事では、水道の蛇口を閉め忘れて流しっぱなしになっている場合の水の量と、水道代を具体的に計算しています。また、水道の蛇口の閉め忘れを未然に防ぐための予防方法についてご紹介しています。 よく水道の蛇口の閉め忘れをしてしまう方や、よく旅行などで家を数日間空ける方はぜひ参考にしてみてください。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
水道を3日間流しっぱなしにした場合の水道代
旅行から帰ってきたときに水道の蛇口の閉め忘れを発見すると、驚かれる方もいるかもしれません。水道の蛇口を閉め忘れて3日間流しっぱなしになった場合の水道代は、いくらかかるのでしょうか。実際に計算していきます。 東京都水道局によると、水道を1分間流しっぱなしにすると約12リットルの水が流れるようです。水道単価が1リットルあたり0.24円、1分間に12リットル流れる水道の蛇口を閉め忘れたと仮定しています。表1にまとめました。 表1
※筆者作成 表1から、3日間で約5万リットル以上かつ、1万円以上水道代がかかってしまうことが分かります。水道の蛇口の閉め忘れによる水道代は、家計に影響があると考えられます。なお、水量は状況により異なる可能性がありますので、参考程度にしてください。
水道の蛇口の閉め忘れを防止する方法
水道の蛇口を閉め忘れて流しっぱなしにすると、3日間で約5万1840リットル、約1万2442円の水道代がかかる可能性があることが分かりました。日頃から注意をしていても、蛇口を閉め忘れてしまう場合もあるでしょう。 ここでは、水道の蛇口の閉め忘れを防止する方法を2つご紹介します。 ■今ある水道の蛇口に、後付けタイプの自動水栓を設置する ご自宅に設置してある水道の蛇口は、ひねるタイプという方が多いでしょう。水道を使い終わった後に手動でひねって閉める場合、閉め忘れが起こりやすくなる場合があります。 今設置してある水道の蛇口に、後付けタイプの自動水栓を設置すると蛇口の閉め忘れを防止できる可能性があります。以下に、後付けタイプの自動水栓の特徴をまとめました。 ●自動水栓を設置する場合に工事が必要なことがある ●後付けタイプの自動水栓の中には、設置工事が不要な商品が販売されている ●商品は通販サイトでも販売されている ●相場は7000円程度である ●種類は充電式や電池式、コンセント式などがある 比較的コストがおさえられて、閉め忘れも防止できます。水道の蛇口だけ交換したい場合は、後付けタイプの自動水栓を設置するとよいでしょう。なお、今ある蛇口から自動水栓タイプの蛇口へ変更することも可能なようです。 ただし、後付けタイプよりも価格が高くなる傾向があり、設置工事も必要になるため、水回りのリフォームを検討している場合は、同時に自動水栓タイプの蛇口を設置してもらうのもよいかもしれません。 ご自身の状況に合わせて選択してみてください。
水道を3日間流しっぱなしにした場合の水道代は約1万2442円
水道を3日間流しっぱなしにした場合の水道代は約1万2442円、水量は約5万1840リットルということが分かりました。3日間だけで1万円以上かかるので、家計に大きな影響を与える可能性がありそうです。 水道の蛇口の閉め忘れを防止するためには、後付けタイプの自動水栓を設置したり、リフォームの際に自動水栓タイプの蛇口を設置したりする方法があります。 もしよく水道の蛇口の閉め忘れをしてしまうという方は、ぜひ参考にしてみてください。 出典 東京都水道局 くらしと水道 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部