「左手のないサル」東京・神奈川から現在は山梨県に?富士吉田市で目撃相次ぐ
山梨県富士吉田市内で19日、サルの目撃情報が相次いだ。市などによると、10月以降に都内や神奈川など近県各地で目撃されている「左手のないサル」とみられ、市が注意を呼びかけている。
市によると、同日午前10時頃、市の歴史民俗博物館「ふじさんミュージアム」(同市上吉田東)で目撃された。体長50センチほどで左手が欠けており、出入り口の自動ドア前に座り、しばらく動かなかったという。
館内には当時、約60人の団体客が来館中だったが、受付職員が自動ドアを開かないようにする措置を取ると、サルはその場を立ち去った。同館の沢柳幸司・課長補佐は「サルに威嚇する様子はなく、人を見るとすぐ逃げていった」と話した。その後も市に対し、市民らがサルを目撃したとの情報が寄せられたという。
左手のないサルは10月以降、東京23区北部~多摩地域で目撃され、その後は神奈川県内でも出没。今週には、富士吉田市と隣接する静岡県小山町で同様のサルの目撃情報が相次いでいた。