他球団が欲しがっている!? パリーグのトレード注目野手(4)楽天の候補に挙がるのは…?
レギュラーシーズンの前半戦を終えようとしている2024年シーズンのプロ野球。そんな中、主力選手の故障離脱など各球団で多くのアクシデントが発生しており、今季もトレード可能期間である7月31日まで活発な動きが予想される。ここでは、他球団から注目される可能性を秘めたパシフィック・リーグの野手を紹介したい。
田中和基
投打:右投両打 身長/体重:181cm/75kg 生年月日:1994年8月8日 経歴:西南学院高 - 立教大 ドラフト:2016年ドラフト3位 守備固めでは欠かせない存在の田中和基。しかし、打撃では今季も苦しんでいる。 西南学院高では捕手を務め、高校通算18本塁打を記録。進学先の立教大では、外野手として2年秋からレギュラーを掴むと、パンチ力と強肩を武器に活躍。スイッチヒッターという魅力もあり、2016年ドラフト3位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した。 プロ2年目には飛躍を遂げた田中和。105試合に出場して打率は.265だったが、18本塁打、45打点、21盗塁を記録。規定打席もクリアし、同年の新人王を獲得した。 ところが翌2019年、開幕前の3月1日に行われた台湾での国際交流試合で、右足首を負傷。開幕後の同年5月には左手三角骨を骨折するなどケガに見舞われ、同年は59試合の出場にとどまり、打率も.188に沈んだ。 その後も打撃の安定性を欠き、スタメンでの出場が大きく減少。2021年以降は守備固めでの出場が多く、打席数よりも試合数のほうが多いシーズンを過ごしている状況だ。 今季も、打率0割台と厳しい数字に。それでも、持ち前の守備力やかつての実績を踏まえ、獲得に動く球団があるかもしれない。
ベースボールチャンネル編集部