「日本に恩返しがしたかった」 フランス人が貴重なボランティアに参加 感激した「素晴らしい学び」とは
本堂で母国の教会を想起 「異なる宗教ですが神聖な雰囲気が似ています」
窓の掃除を終えると、本堂の様子を改めて眺めたオレリアンさんは「フランスの教会を思い出します」と語りました。 「日本の寺院とフランスの教会、異なる宗教ですが神聖な雰囲気が似ています。祭壇や仏具を見てみると、なんというか……圧倒的なオーラを醸し出していますね。ここに人々が参拝しに来るんです。フランスの教会もきれいに保てるよう、母国でボランティア活動があるなら率先して参加したいです」 「外国人にも日本人にも、こういう活動を知ってほしい」とオレリアンさん。伝統文化への敬意の表し方のひとつとして素晴らしい経験だと訴えます。 オレリアンさんは、境内に落ちているおみくじを拾い、お焚き上げも体験。「祈りを込めたお焚き上げ、とても興味深いです。祈りと感謝を込めた神聖な煙。勉強になります」と、大切にしてきたものを供養・焼却する日本ならではの儀式に感じ入ったようです。 いつもは参拝するだけでしたが、お寺の維持についても理解を深める機会になったというオレリアンさん。「僕は寺院を訪れるのが大好きなので、少しでもいいから恩返しができたらうれしいです。とても有意義な時間でした。恩返しするために来たのに、また新たな学びを得たのも事実です。お掃除を通して、瞑想や心の浄化ができました」と、実りの多い体験だったようです。 お寺のお掃除という非日常体験に、コメント欄には「すごいですね!! 日本人でもなかなか体験できませんよ!?」「お掃除をしたり、何かを清めたりしていると、雑念が消えて無の境地になりますね」「改めて日本文化の奥深さを思い知りました、ありがとう!!」などの声のほか、海外からも「この美しく感動的な経験を私たちに共有してくれて本当にありがとう!」といった声が寄せられています。
Hint-Pot編集部