シリーズ「こどものミライ」 “監督が怒ってはいけない大会” 福岡で再び 小学生のバスケ大会で監督が「怒りを使わないチャレンジ」
一方、対戦していたチームの子どもたちにも、普段の監督について試合前に聞いてみました。 ■子どもたち 「怖いです。」
■塩原ミニバスケットボールクラブ・前田修一ヘッドコーチ 「それは否定はできないです。僕たちも怒られてきた世代ではあるので、確かに(怒ることが)ゼロでは難しいのかなと。怒らないように、褒めたり鼓舞できたら。」 怖い自覚もあるという監督。この日は、どうだったのでしょうか。 ■前田ヘッドコーチ 「いいよ、いいよ。ほら。ディフェンス、デイフェンス、しゃべってよー。しゃべって。」
ベンチでは益子さんと、アシスタントコーチを務める監督の妻が見守っていました。 ■益子さん 「応援もいい感じだし、どうですか。」 ■ヘッドコーチの妻・前田亜佑美アシスタントコーチ 「(怒らないように)頑張っていると思います。」 ■前田ヘッドコーチ 「いいよー、やり直し、やり直し、もう1回。」 ■前田アシスタントコーチ 「ポジティブに、励ますように。」
■益子さん 「きょうは監督はどう?」 ■子どもたち 「あんまり、全然怒ってない。」 ■益子さん 「監督、頑張ってくれてるね。」 監督の前向きな声かけで、子どもたちはのびのびとプレーできたと感じていました。 ■子どもたち 「普段は怒られるかもと思ってやっているけど、きょうは自信をもってできた。アドバイス、励ましの言葉をもらえました。」
今回の大会で、益子さんがバツ印のマスクを渡したのは1人だけでした。“怒らない指導”への理解が徐々に広がっていると感じています。 ■益子さん 「スポーツですから。勝ち負けがあるから、成長がありますから。怒りを使わなくても、勝利と育成が手に入る方法を監督さんもチャレンジしてください。」 ※FBS福岡放送めんたいワイド2024年9月5日午後5時すぎ放送