台湾の頼総統、グアムで米議員らと電話協議 「超党派の支持」目指し
就任後初外遊の「経由地」として米領グアムに滞在していた台湾の頼清徳(ライチントー)総統は5日、米共和党のジョンソン下院議長やウィッカー上院議員、民主党下院トップのジェフリーズ院内総務らと計約1時間40分にわたり、通話やオンライン会議をした。台湾総統府が明らかにした。 【写真】台湾・頼政権、「対中強硬」トランプ氏への不安とは 関係構築急ぐ ジョンソン氏ら3人はいずれも「台湾が民主と自由を守ることに協力する」との立場を表明。米台関係を深めることへの期待を示したという。ジョンソン氏は、中国の脅威に対処していくことが党派を超えた共通認識だとして、台湾の防衛力強化に対する支援にも言及した。頼政権には、来年1月の米国の政権交代を前に、米議会での「超党派による台湾支持」を固めようとする狙いがあるとみられる。(パラオ=高田正幸)
朝日新聞社