夫の叔父が「新盆(初盆)」を迎えます。法要に行くのですが「香典」はいくら包めばいいですか? 「お供え」はいくらくらいの物がいいですか?
お供え物の選び方
初盆にふさわしいお供え物は、「五供(ごくう)」を基準に選ぶと失敗しません。宗派で多少の違いがありますが、一般的に五供である「香」「花」「灯明」「水」「飲食」がお盆の先祖供養で使われます。 「香」は、お線香やお香になります。贈答用の特別なお線香が最適です。「花」は生花や造花などを指します。白など、淡い色合いでまとめたお仏壇に飾ることができるアレンジメントや、墓前にお供えする花束が選ばれています。 「灯明」とはローソクのことであり、絵柄が入ったローソクや蜜蝋など贈答用のローソクがよく贈られています。「水」とは飲み物のことで、叔父が好きだったコーヒーやお酒などをお供えしましょう。ただし、浄土真宗ではお水やお茶はお供えしないので注意してください。 「飲食」とは、ご飯のことを指しますが、季節の果物やお菓子などが選ばれています。常温保存で日持ちする、おせんべいなどや水菓子が人気です。法要後に、参列者でお供え物を分ける風習の地域もあるため、個包装のお菓子がおすすめです。 お供え物は、故人である叔父の人柄や趣向などに合わせた品を選びましょう。
のしの表書きのポイント
お香典をお包みするときには、白と黒の水引がついた香典袋を使用します。表書きは「御仏前」や「御供」、「新盆御見舞」を使います。文字の色はお葬式では灰色を使いますが、灰色は四十九日前までで初盆では黒色を使うため注意しましょう。 香典に使うお金は、新品のお札は避けます。どうしても手元にない場合には、折り目をつけてから入れましょう。 お供え物の表書きも、香典と同様に「御仏前」や「御供」、「新盆御見舞」を使います。水引も白と黒のタイプで、文字の色も黒色です。 新盆でお供え物や香典をお渡しするタイミングは、一般的に法要もしくは8月15日頃になります。故人へお焼香をすませてから渡すのがマナーとなるため、覚えておきましょう。
新盆見舞いのマナーには注意しよう
初盆の法要では、覚えておきたいマナーがいくつかあります。香典の金額は、親戚間で決まりがある可能性も考えて、夫の親族に相談しておくと安心です。故人の供養のためにも適切な対応を心掛けましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部