夫の叔父が「新盆(初盆)」を迎えます。法要に行くのですが「香典」はいくら包めばいいですか? 「お供え」はいくらくらいの物がいいですか?
親戚の新盆に参加することになった場合、何を準備して持っていくべきか分からない方もいるでしょう。本記事では夫の叔父の新盆を例に、香典の金額や、お供え物の金額と選び方について解説します。地域や慣習、宗派によって異なる対応もあるため、併せてご確認ください。 ▼亡くなった母が私名義で「500万円」を遺してくれていた! 名義は自分でも「相続税」はかかる?
初盆の迎え方
故人が亡くなってから初めて迎えるお盆を「初盆(はつぼん・ういぼん)」または「新盆(にいぼん)」と呼び、供養するために法要を行います。 初盆では、故人霊が初めて自宅に帰ってくるのに親族をはじめ、知人・友人たちでお迎えする行事で、一般的にはお寺や自宅で法要・会食をします。そのときお供えとしてお渡しするのが「香典(こうでん)」で、不祝儀袋お金を包みます。 また、故人と親しい親族の場合、「御提灯代(おちょうちんだい)」など香典とは別にお渡しする地域もあるようです。 一般的には、8月13日~16日がお盆の時期となりますが、関東の東京や神奈川、北海道や沖縄の一部の地域では旧暦の7月13日~16日に初盆を迎えます。地域によって違うため、注意しましょう。
初盆お供えの「金額の目安」と「相場」
叔父や叔母、祖父母など親族に包む香典の金額は「5000~1万円」が目安です。故人との関係性によって金額が異なります。 また、御提灯代など香典とは別に金品を渡す地域もあるため、今回のケースのような場合は夫や夫の両親などに相談してみましょう。法要後に会食をする場合には、香典の金額に加えて1人あたり3000~1万円を追加で包むのが望ましいとされています。 お供え物を贈る場合、香典の金額と同様に3000~1万円が相場です。香典の両方を渡す場合は、3000~5000円程度のお供え物を用意し、その分香典を少なめに包むことがあります。 金額で注意が必要なのが、4と9です。4は「死」を連想し、9は「苦」を連想するため、縁起が悪いと考える人もいます。1000円札4枚で4000円などは避けるようにしましょう。