【北九州記念】1週前追い サーマルウインドは川田将雅騎手を背に栗東CWコースを3頭併せで併入 ラスト11秒1
《栗東》春雷S2着の関東馬サーマルウインド(奥村武、牝5)は、栗東に滞在して調整。川田将雅騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、馬なりでラスト1ハロン11秒1(6ハロン83秒8)。中クルミナーレ(未勝利)と併入、外アルゴナヴィス(未勝利)にクビ遅れた。奥村武調教師は「美浦との時計の比較はできないけど、動き自体は悪くなかった。前回は1200メートル初戦としては、いい競馬ができていた」と語った。 葵S2着ペアポルックス(梅田、牡3)は、松若風馬騎手がまたがって坂路で併せ馬。馬なりでラスト1ハロン11秒8(4ハロン52秒9)とシャープに伸びて、テーオーシュタイン(新馬)に2馬身先着した。梅田調教師は「きょうの馬場で時計的に十分。しまいも切れていたし、動きの感じも良かった」と好調をアピールした。 葵S3着ナナオ(小栗、牝3)は、和田竜二騎手を背にDPコースで併せ馬。ゴール前で仕掛けられて、ラスト1ハロン11秒0(6ハロン81秒6)で駆け抜け、ナイトスラッガー(1勝)と併入した。小栗調教師は「感触をつかんでもらったけど、満足いく時計だった。カイ食いもいいし、調整もしやすい」とうなずいた。 夕刊フジ賞オーシャンS3着バースクライ(千田、牝4)は、CWコースで単走。ゴール前で仕掛けられ、素軽いフットワークでラスト1ハロン11秒3(6ハロン85秒0)をマーク。千田調教師は「動きすぎたくらい、いい動きだった。ここを目標にやってきて、夏バテの感じもない」と順調さを伝えた。 シルクロードS6着トゥラヴェスーラ(高橋康、牡9)は、永島まなみ騎手を背に坂路で単走。一杯に追われて、4ハロン51秒7-12秒2でパワフルに駆け上がった。鞍上は「あまり馬場が良くないなか、しまいまでしっかり動いていた。いい負荷をかけられました」と好感触を口にした。 ライスシャワーCを勝ってオープン入りしたグランテスト(今野、牝4)は、坂路単走で一杯に追われて4ハロン51秒0-12秒8。今野調教師は「牧場でも乗り込んでもらっていたし、体調はいい。少し引っ掛かるところはありましたが、息遣いは良かった」と話した。 ドバイのアルクオーツスプリント11着以来となるジャスパークローネ(森、牡5)は、坂路で単走。スピード感あふれる脚さばきで、馬なりで4ハロン51秒2-11秒7をマークした。「順調に乗り込めて、状態に関しては十分な仕上がりで出せそう」と清水亮助手。