エアグルーヴの姉カーリーエンジェルが34歳大往生 オレハマッテルゼの母
エアグルーヴの姉で、エガオヲミセテ、オレハマッテルゼの母カーリーエンジェルが26日の午前11時ごろ、北海道日高町のキクチファームで死亡した。34歳の大往生だった。 父はジャッジアンジェルーチ、母は83年オークス馬のダイナカール(母の父ノーザンテースト)で、半妹にエアグルーヴがいる良血馬。4歳(当時表記5歳)だった94年3月に高橋英夫厩舎からデビューし、JRA通算5戦0勝、3着2回で引退した。 繁殖牝馬となってから良血が開花。06年高松宮記念を制したオレハマッテルゼをはじめ、G2・2勝を挙げたエガオヲミセテ、15年京成杯AHを制したフラアンジェリコと、JRA重賞ウイナーを3頭も輩出した。 同ファームの菊池善美代表は「筋力は衰えていましたが、元気で過ごしていて、当日の朝もカイバを食べていました。苦しまず、おだやかな最後だったと思います。6月1日に34歳の誕生日を迎えたところでした。いろんな方に支えられて、幸せだったと思います。これから少し寂しくなりますね」とコメントした。 90年生まれで、同世代のダービー馬はウイニングチケット、オークス馬はベガ。長寿の牝馬だった。