フジ“月9”のピンチはまだまだ続く!? 史上最低視聴率記録更新
■“月9”史上最低視聴率記録を更新 女優・尾野真千子が主演を務めるフジテレビ系ドラマ「極悪がんぼ」が、16日に放送された第10話で視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、“月9”史上、最低視聴率記録を更新した。同ドラマは、「カバチタレ!」などの作品で知られる田島隆氏と東風孝広氏による、累計168万部を売り上げた同名人気コミックが原作となっている。初回放送こそ、13.6%とまずまずのスタートを切ったが、徐々に数字を下げていき、第6話以降は10%を切り、10話までの平均視聴率は9.9%と大苦戦を強いられていた。今月16日放送分の第10話では、これまで放送された“月9”史上で、もっとも低かった2013年3月に放送された剛力彩芽主演の「ビブリア古書堂の事件手帖」の最終話の8.1%を0.3%下回る、7.8%を記録し、“月9”史上最低視聴率記録を更新した。 ■人気コミックのドラマ化、人気女優の起用も期待はずれに 「主演の尾野真千子さんは2011年に放送され、ヒロインを演じたNHKの朝の連続テレビ小説『カーネーション』が平均視聴率19.1%と好評でしたし、尾野さんと真木よう子さんとのW主演で、昨年うちが放送したドラマ『最高の離婚』もそれなりの結果を出していました。今回の原作も人気漫画、しかも映画化もされた『闇金ウシジマくん』と同じように、昨今ハヤリの“裏社会”をテーマにしているということもあって、かなり期待はしていたのですが…」とはフジ関係者は厳しい表情。 主演の尾野だけでなく、最近では北野武監督の映画「アウトレイジ」シリーズでの演技が、高い評価を受けている三浦友和や椎名桔平をはじめとした、脇を固める俳優陣のキャスティングにも、かなり力を入れていたようだが、ここまでの結果を踏まえると、視聴率的にかなりの苦戦を強いられているのが実情だ。その敗因はいったいどこにあるのか?