30代の知人が「青春18きっぷ」で東京から名古屋まで帰ったそうです。「青春18」と書いてあるのに誰でも購入できるのですか?
青春18きっぷは、「青春18」と名がついているため若い人しか利用できないと思われがちですが、実は年齢にかかわらず誰でも購入・使用可能です。そのリーズナブルな価格と柔軟な使い方から、多くの旅行者や長距離移動者に支持されています。 本記事では、青春18きっぷの特徴や注意点、さらに他の交通費節約方法についても紹介します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
青春18きっぷは年齢にかかわらず誰でも利用できる
青春18きっぷの利用対象に年齢制限はなく、誰でも購入して使用できます。ただし、きっぷ1枚につき1人分の利用となり、複数人で1枚の共有はできません。個人旅行や長距離移動を安価で楽しみたい方にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。 ■青春18きっぷの価格 西日本旅客鉄道株式会社「JRおでかけネット」によれば、青春18きっぷには、3日間用と5日間用の2種類があり、それぞれ価格は以下の通りです。なお、「おとな」と「こども」は同額です。 ●3日間用:1万円(1日あたり約3333円) ●5日間用:1万2050円(1日あたり2410円) 1日あたりの移動が一定距離を超える場合、青春18きっぷを利用すれば大幅な交通費の節約が可能でしょう。例えば、東京駅から名古屋駅まで新幹線指定席を利用する場合、「のぞみ」は1万1300円、「ひかり」や「こだま」では1万1090円の料金がかかります(通常期)。 一方で、青春18きっぷを使用した場合、1日あたりの運賃は3日間チケットで約3333円、5日間チケットで2410円です。その結果、東京~名古屋間の新幹線指定席運賃と比較すると、3日間チケットでは約7800~8000円、5日間チケットでは約8700~8900円もの節約が可能です。 青春18きっぷは長距離の移動を複数日にわたって計画する場合に、経済的な選択肢となるでしょう。 ■青春18きっぷの注意点 青春18きっぷは、購入時に指定した利用開始日から連続して使用する必要があります。3日間用を利用する場合は利用開始日から連続した3日間のみ有効で、途中で利用を中断したり日をまたいで分割したりしては使えません。そのため、利用開始日や予定をしっかりと確認し、計画的に利用することが大切です。
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