左サイドで輝くロドリゴ、ヴィニシウス不在時に得点率が3倍以上に…11試合で8得点を記録 | ラ・リーガ
レアル・マドリードFWロドリゴ・ゴエスは、やはり左サイドでプレーした方が輝くのかもしれない。少なくとも、ゴール数はそう物語っている。 3月31日のラ・リーガ第31節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアトレティック・クルブ戦を2-0で制したレアル・マドリード。チームの全得点を記録して勝利に導いたのは、ロドリゴだった。 FWヴィニシウス・ジュニオールが出場停止だったために左サイドでプレーしたロドリゴは、またも同サイドで抜群の存在感を発揮した。8分に狙い澄ました右足ミドルで公式戦8試合ぶりとなるゴールを決めると、72分にはMFジュード・ベリンガムのスルーパスを受けてペナルティーエリア内に入り込み、再び右足のシュートでネットを揺らしている。 6カ月早く生まれ、マドリーに1年早く加わったヴィニシウスの存在によって右サイドでプレーするロドリゴだが、左サイドでプレーした方が確実に結果が出ている。同選手は今季、ヴィニシウスが欠場した11試合で左サイドでプレーし、8得点を記録。その得点率は0.72得点となっている。 その一方で、ヴィニシウスとともに出場して右サイドでプレーするロドリゴの成績は32試合7得点。得点率は0.22まで下がってしまう。ちなみにヴィニシウスは今季28試合(2298分)に出場して18得点8アシスト、ロドリゴは42試合(3016分)で15得点8アシストを記録している。 カルロ・アンチェロッティ監督は、ロドリゴがどのポジションでも同じだけの貢献をしていることを強調するが、しかしゴールだけで言えば左サイドから内に切れ込み、利き足の右足でフィニッシュできる方が得点率は格段に……もっと正確に言えば、3倍以上に跳ね上がる。今後も彼の決定力を生かし切れないのは、あまりにもったいないことかもしれない。