【陸上】パリ五輪の中国代表が発表 オレゴン金の王嘉男、馮彬が選出 競歩は強力布陣 東京五輪100m6位の蘇炳添は落選
中国陸連は7月4日、パリ五輪に出場する中国代表メンバーを発表した。 22年のオレゴン世界選手権で金メダルを獲得した男子走幅跳の王嘉男と女子円盤投の馮彬がそろって代表入り。女子砲丸投で東京大会での金を含め、五輪で3つのメダルを手にしているベテランの鞏立姣や、女子やり投アジア記録保持者・呂會會も出場が決まった。 パリ五輪陸上の中国代表をチェック! 五輪で日本のライバルとなりそうな20km競歩は、男子で1時間17分台の張俊、李炎東、王朝朝の3人が代表に。女子は五輪や世界選手権で優勝経験を持つ楊家玉と劉虹、世界ユースやU20世界選手権で金メダルを獲得している若手の馬振霞という豪華なメンバーで挑む。 男子100m、200mには昨年のアジア大会100m金メダリストで、200mでは19秒88のアジア記録を持つ謝震業がただ一人エントリー。前回の東京で銅メダルを取った4×100mリレーは、謝のほか、10秒08の陳佳鵬、10秒11の呉智強、10秒22の厳海浜といったメンバーが入った。 一方、男子100mのアジア記録(9秒83)を持ち、東京五輪では6位入賞と活躍した蘇炳添がケガなどにより個人種目での出場権を得られず、リレーでも代表メンバー外となり、4度目の五輪出場は果たせなかった。また、東京五輪女子やり投金メダルの劉詩穎も、ワールドランキングで五輪出場圏内につけながら代表から外れている。
月陸編集部