WEST.桐山照史、福田雄一氏から“むちゃブリ”でタップに挑戦もクレーム「丁寧に断ったのに…」
7人組グループ・WEST.の桐山照史が10日、都内で行われたミュージカル『グラウンドホッグ・デー』ゲネプロ公開前囲み取材に咲妃みゆ、戸塚純貴、豊原江理佳、川久保拓司、福田雄一(演出)とともに参加した。 【写真】囲み取材に参加した咲妃みゆ&桐山照史 オリヴィエ賞2部門受賞、トニー賞7部門にノミネートされた大ヒット映画『Groundhog Day(邦題:恋はデジャ・ブ)』原作のコメディ・ミュージカルを、福田雄一氏演出のもと日本初演する今作。 アメリカ・ペンシルベニア州の小さな田舎町で、毎年2月2日に行われる平凡なお祭りの日「グラウンドホッグ・デー」を永遠に繰り返すことになった天気予報士のフィル(桐山)。何度目覚めても退屈な中継の日…。タイムループに嫌気がさしながらも、心から望むことを手に入れるために同じ日を生きることを利用し、楽しみ始め、やがて繰り返す日常の中で、フィルの内面にも変化が生まれ、新たな一歩を踏み出すまでを描く。 2013年放送のドラマ『真夜中のパン屋さん』から桐山のファンだったという福田氏だが、桐山は「福田さんとご一緒したいとずっと思っていて、(今回のオファーで)福田さんの方から名前を挙げてくれたんですけど接点がないからウソだと思ってて…」と信じられない様子だが「桐山照史の人生史上一番のミュージカルができた」と胸を張った。 そんな桐山の座長ぶりに川久保は「作り出す空気、居心地がよすぎて。始まってほしくない。終わるのが嫌だから…」というほどカンパニーの雰囲気は良好。福田氏が「キャスト・スタッフの全員名前を覚えて。アンサンブルの子も下の名前で呼んでくれる」とフレンドリーな人柄に驚くと、桐山は「結構みんな大変な役なんですよ。アンサンブルさんが走り回っていて、みんなで支え合わないと成り立たない舞台」と強調した。 劇中の見どころとして、桐山は「うちの小瀧が演出家さんからタップを踏んでくれと言われたとニュースで見たんです。その3日後くらいに、福田さんから車の中で『桐山くんタップ踏める?』『踏めないです』『そっかぁ、踏もっか~』って…聞こえてます?踏めないって丁寧に断ったのに踏むことになりました」と福田氏の“むちゃぶり”に苦笑しきり。 「ブロードウェイ(版)では踏んでないんですけど、桐山くんが踏んだほうがかっこいいし面白いから」と弁解する福田氏が「毎日1時間半前に入って毎日練習してるんですよ」と桐山の奮闘に感心すれば、桐山は「じゃないと間に合わないんですよ!」とアピール。続けて、同じタップに挑戦した小瀧にも「負けないよう、またちょっと違うタップになるので楽しんでもらいたいです」と意気込んでいた。