岡田武史会長の今治がJ2自動昇格! ヴィニシウスのハットなど5発大勝でJ3・2位が確定
明治安田J3リーグは10日、第36節のガイナーレ鳥取vsFC今治が行われた。 勝てば他会場に関係なくJ2自動昇格が決まる2位・今治が、13位・鳥取のホームに乗り込んだ一戦。2020年にJリーグへと参入し、今季でJ3での5年目を過ごす今治の戦いに注目が集まった。 5分、ボックス内で縦パスを受けた加藤潤也が鳥取DFと交錯して転倒。PKの判定となり、キッカーのマルクス・ヴィニシウスが落ち着いて右下隅に流し込んだ。 今治の先制後はカウンターから鳥取がチャンスを作るシーンも目立ったがなかなかシュートまでは至らずに折り返し。後半は早々の51分に右サイドからのクロスに反応した松木駿之介がボックス中央からヘディングシュートを放ったがGKセランテスにキャッチされる。 すると66分、鳥取のディフェンスラインの処理が甘くなったところで今治がボールを奪うと、ボックス手前左のヴィニシウスが左足を一閃。自身のこの日2点目となるミドルシュートを突き刺してリードを広げる。 続く70分にはボックス中央でパスを受けた途中出場のウェズレイ・タンキがヒールで落とす。反応した加藤潤が決め切って決定的な一撃とする。 そして、終盤の84分にもヴィニシウスが左足でグラウンダーのミドルシュートを沈めてハットトリックを達成し、後半ATにもボックス右から梅木怜がダメ押し弾。そのまま終了し、試合は今治が5-0で制す。 この結果、2試合を残して今治の今季J3リーグ2位が決定した。元日本代表監督の岡田武史氏が代表取締役会長を務めるチームが、初のJ2昇格を果たしている。