黒木瞳、映画『ベルばら』出演は自ら立候補「民衆の一人でもいいから」
女優の黒木瞳が8日、都内で行われた劇場アニメ『ベルサイユのばら』完成披露試写会に沢城みゆき、平野綾、豊永利行、加藤和樹、吉村愛監督と共に出席。『ベルサイユのばら』への愛を語った。 【写真】原作者・池田理代子先生がサプライズ登壇! 革命期のフランスで懸命に生きる人々の愛と人生を鮮やかに描き、累計発行部数2000万を突破した池田理代子の漫画『ベルサイユのばら』。連載中から読者の熱狂的な支持を集め、宝塚歌劇団による舞台化やテレビアニメ化など、数々の方面で社会現象を巻き起こし、少女漫画界に金字塔を打ち立てた。その不朽の名作が完全新作として劇場アニメ化される。 本作でナレーションを務める黒木は「劇場アニメ『ベルサイユのばら』が公開するというニュースを聞きまして、自ら立候補しました」と告白。「『民衆の一人でもいいから参加させていただきたい』と申し上げたんです」と明かし「そうしましたらナレーションという大役をいただいて、大変光栄で感謝している次第です」と語った。黒木はナレーションに決定しとても驚いたと口にしつつ「『大丈夫かな?』と思いましたけれども、すごく幸せな日々でした」と声を弾ませた。 15歳、高校生のときに初めて宝塚歌劇団の『ベルサイユのばら』を鑑賞し、作品が大好きになったという黒木。自身にとってどのような存在かと聞かれると、黒木は「今までエンターテイメントの世界に身を置いてきた四十数年の原点だと思います」と答え、「『ベルサイユのばら』があったからこそ、今自分がいると思えるくらい、宝物のような作品です」と作品への愛を口にした。 イベント後半には、原作者の池田氏がサプライズ登場。キャスト陣は感無量の様子で、平野は「本当にずっとファンだったので…本当に泣きそうです。作品やキャラクターにとても助けられました」と思いを伝えた。また、12月18日は池田氏の誕生日ということで、沢城からばらの花束が贈られ、会場は祝福ムードに包まれた。 劇場アニメ『ベルサイユのばら』は、2025年1月31日より全国公開。