太りにくい体を作る<戦略的間食術>!「いつ」「何を」「どれくらい」おすすめ食材ベスト5を専門医が紹介
令和元年の厚生労働省のアンケートに回答した20歳以上の男女のうち、食習慣について「関心はあるが改善するつもりはない」と答えた人の割合は、男女それぞれ約25%だったそう。今回は、炭水化物を食べてOK、激しい運動をしなくてOK、お酒を飲んでもOKな「齋藤式満腹やせメソッド」を医学博士の齋藤真理子先生に紹介してもらいます。その齋藤先生いわく、「間食は『戦略的に』賢く摂ることで、『太りにくい体』を作ることができる」そうで――。 【イラスト】おすすめの「やせる間食」ベスト5! * * * * * * * ◆「間食」は、「戦略的に摂る」ことで、血糖値の安定に役立つ さて、「齋藤式満腹やせメソッド」の「戦略的間食術」について説明していきます。 「間食=太る」と思っている人は多いと思います。……あなたも、ではありませんか? 実はこれ、そうとは言い切れないと、さまざまな研究からわかってきています。 とはいえもちろん、何でも好きなだけ食べてよいというわけではありません。 間食は「戦略的に」賢く摂ることで、「太りにくい体」を作ることができるのです。 食事を摂らない時間が長いと、血糖値がどんどんと下がってしまい、体がエネルギー不足になってしまいます。 その状態で食事をしてしまうと、食後血糖値が急激に上がってしまい、インスリンが脂肪を溜め込むということになってしまいます。 そうならないためにも、あえて戦略的に間食を食べて、ちょっと血糖値を上げておくことが必要です。 「戦略的間食術」のポイントは、「いつ」「何を」「どれくらい」食べたらよいのかということです。 では、それぞれ見ていきましょう。
◆いつ食べるとよいのか? 間食は、食後3~4時間後に摂るのがベスト。このあたりで、エネルギー源となる糖が体内で少なくなり、血糖値が下がった状態になります。 ここで間食を摂ると、エネルギーと栄養補給ができ、血糖値をゆるやかに上昇させることができます。 昼食を午後0時に摂ったなら、間食は午後3~4時頃を目安にしてください。 ただし、できればここで一度に摂るのではなく、ちょこちょこ食べていくのが大事です。 食後3~4時間後に摂ったならば、そこからは、空腹を感じた瞬間に少量を食べていくと、血糖値も安定していきます。
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