ベントレー、新型「バトゥール コンバーチブル」公開 W12エンジンを搭載する最後のベントレー
ベントレーのビスポーク(特注)部門であるベントレーマリナーは5月7日(現地時間)、3番目のコーチビルトモデルとして2シーターグランドツーリングの新型「BATUR CONVERTIBLE(バトゥール コンバーチブル)」を発表した。限定台数は16台。 【この記事に関する別の画像を見る】 発表によると、バトゥール コンバーチブルが搭載するW12型6.0リッターツインターボエンジンは2024年夏に生産を終了し、バトゥール コンバーチブルが同パワートレーンを使用する最後のベントレーになるという。 シート後方にはエアブリッジとテーパー状のカウルを備えるほか、フロントシートの後ろには半密閉式のラゲッジスペースが用意された。また開閉式ルーフは、断熱材やシーリングシステムの改良、音響処理の組み合わせによって19秒で開閉可能。 ボディカラーはもちろん、ハンドペイントのグラフィックのオーダーも可能。また、フロントグリルのコントラストカラーを段階的に変化させ、鮮やかなグラデーション効果を表現する繊細なオプションも用意されているほか、エアブリッジ、トノカバー、ルーフは素材も指定できる。 スタート/ストップボタンには3Dプリンターで製作したローズゴールド製の高級オプションが配されるほか、シャシーモードの変更に使用するドライブモードセレクター、ダッシュボードのベントレーのアイコンであるオーガンストップベントコントロールや、ステアリングホイールのインサートマーカーなど、ドライバーの主要なタッチポイントにもローズゴールドの加飾が施される。 パワートレーンはクーペモデルと同じW型12気筒だが、吸気システムの改良、ターボチャージャーのアップグレード、新しいインタークーラーなどを含む大規模な再調整により、最高出力750PS、最大トルク1000Nmを実現。8速デュアルクラッチトランスミッションが組み合わせられる。マフラーはチタン製となっている。
Car Watch,編集部:塩谷公邦