トヨタで“一番売れてる”「ミニバン」はなぜ人気!? デビュー3年目も「ノア/ヴォクシー」絶好調の理由はなに? 試してみて分かった優位点とは
めちゃ売れ「ノア/ヴォク」のスゴさを「使い勝手」から探ってみた!
日本を代表するミドルクラスミニバンとして、大人気モデルとなっているトヨタ「ノア/ヴォクシー」。2022年1月のフルモデルチェンジでおよそ20年ぶりくらいにプラットフォームを一新したり、先進のパワートレインを搭載したりと、走りや乗り心地が抜群によくなっていますが、やはりミニバンを選ぶときに気になるのは室内の使いやすさ、便利さでしょう。 【画像】めちゃカッコいい! 斬新すぎる「ノアSUV」を画像で見る(30枚以上)
そこで今回は、試乗記ならぬ“使用記”ということで、ノア/ヴォクシーを実際に使ってみてどうなのかについて、筆者(カーライフ・ジャーナリスト まるも亜希子)が徹底的にレポートします。 自販連(日本自動車販売協会連合会)の調べによると、ノア/ヴォクシー兄弟は2023年度(2023年4月から2024年3月まで)に2モデル合わせて16万8007台を販売しており、ミニバンのなかでももっとも売れているモデルといって良いでしょう。 そのなかで今回試したのは、「ハイブリッド S-Z」(FF/消費税込み価格:374万円)に「快適利便パッケージ(High)」というメーカーパッケージオプション(14万8500円高)が装着されたヴォクシー。 3列シート7人乗りで、2列目がキャプテンシートとなるタイプです。 快適利便パッケージ(High)は「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」や「パワーバックドア」、「ナノイーX」、「ステアリングヒーター」、2列目キャプテンシートのシートヒーターやオットマンなどがセットされています。 まず1列目シートから座ってみると、先代より低くなった着座位置で乗用車感がアップしており、視界はAピラーが細くなった恩恵もあって広々としています。 ベースグレードの「X」以外には標準装備となるディスプレイオーディオがインパネの中央に置かれ、そこからのびるセンターコンソールの運転席側にシフトレバーやスイッチなどの操作系がまとまって配置され、助手席側にはスマートフォンが置けるトレイがあります。 これがアイディアもので、トレイがパカっと取り外しできるようになっており、その下にUSBポートが2個あって小物ポケットとして使えます。 しかもトレイには充電用コードが出せる穴もあるので、USBにコードを挿した状態でトレイに置いておくことができるのもスマート。 ちょっと心配なのは、取り外したトレイをどこかに置いているうちに紛失しそうだな……というところでしょうか。