【闘病】連日の頭痛が「高安動脈炎」だったとは… 「なぜ自分が難病に?」
異変を感じたときにはすぐに受診してほしい
編集部: 治療中の心の支えはなんでしたか? 爲國さん: 家族や友人、職場の人にはかなり助けられました。またインスタグラムで出会った同じ病気の方や膠原病の方の話を聞いたり、励ましの言葉をもらったりしたことが支えになりましたね。 編集部: もし昔の自分に声をかけられたら、どんな助言をしますか? 爲國さん: 「自分のことを一番に考えて。頑張り過ぎず無理だけはしないで」と助言したいです。 編集部: 現在の体調や生活などの様子について教えてください。 爲國さん: 痛みや腕の怠さは続いていますが、再燃することなく内服治療と外来受診で生活できています。仕事はパートですが看護師として働けています。職場の理解もあり無理なく生活できているので周りで支えて下さっている方々には感謝しています。 編集部: あなたの病気を意識していない人に一言お願いします。 爲國さん: 見た目には障害がある訳ではないため、精神的な問題があるとか、怠けていると思われがちな病気です。疲れやすかったり、痛みがあったりするために休むこともあるのですが、怠けているわけではないです。また、この病気は全身の動脈に起こる病気のため、普段と違う痛みや脱力感があるときには自己判断で我慢せず、すぐに受診して相談してもらいたいです。 編集部: 医療従事者に望むことはありますか? 爲國さん: 病気になってもすぐには受け入れることができず、何気ない言葉で一喜一憂してしまう人もいるため、声かけには気をつけてもらいたいです。患者の背景にも目を向けてもらえたらと思います。 編集部: 最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。 爲國さん: 病気になり健康時のような生活はできなくなってしまいましたが、病気になったからこそわかることもありました。それでも、健康な身体であれば出来ていたかもと思うことも多々あります。病気はいつ現れるかわからないので自分を一番に考え、大切にしてもらいたいです。