【写真：Getty Images】

　元ドイツ代表監督のハンジ・フリックが、バルセロナの新指揮官就任に近づいていることがわかった。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』が、現地時間23日に報じた。同クラブは、先月24日にシャビ・エルナンデス監督の退任を撤回し、続投を発表したにも関わらず、来季は新監督がベンチに座ると見られている。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール！ 　そんな中、バルセロナは後任に昨年9月にドイツ代表監督の座を追われて以降、フリーの状況にあるフリックをリストアップ。招聘実現に向け、具体的な動きを見せているようだ。 『ムンド・デポルティーボ』によれば、「デコSDとボージャン・クルキッチ（フットボール部門のコーディネーター）はロンドンに向かい、両者がイングランドの首都でフリックと彼の代理人、ピニ・ザハビと会ったと推測されていたが、実際には会っていなかった（別のフットボール関係者と会っていたとされるが正体は不明）。デコSDとフリックの間の唯一の接触は、ラポルタ会長の命による電話だった」とのこと。さらに「フリックとデコSD（スポーツディレクター）の会話の内容は、ポジティブなものだった」と、伝えている。 　フリックは、マウリシオ・ポチェッティーノの後任として興味を示していたチェルシーをはじめ、プレミアリーグの複数のチームから接触があったにも関わらず、バルサの指揮官の座を優先したため、すべての交渉を中止したと、見られている。お互いの希望が合致しているようだが、今後の行方に注視する必要がありそうだ。同メディアは「（今週末の）ラ・リーガ最終節のセビージャ戦が、シャビ監督が指揮を執る最後の試合になる」と断言している。