福岡高裁勧告に検察証拠開示せず 「飯塚事件」、27日期限
福岡県飯塚市で1992年、小学生の女児2人が殺害された「飯塚事件」で死刑が確定し、2008年に執行された久間三千年元死刑囚=執行時(70)=の第2次再審請求の即時抗告審で、福岡高裁が勧告した証拠の開示を検察側が示さなかったことが27日、弁護団への取材で分かった。同日が期限だった。 高裁は10月28日の検察側、弁護団との3者会議で、弁護側が第2次請求の新証拠として提出した男女2人の新証言に関連する捜査報告書や、証拠の一覧表を文書で出すよう勧告。どのような調査をしたかも含め、回答するよう求めていた。