港区教育ママ・パパだけが知る、謎多き医学部受験専門塾リスト…「塾代年間500万円以上は当たり前で、マッサージサービスも提供されます」
文部科学省「令和3年(2021年)度子供の学習費調査」によると、年間の学習塾費の平均は、公立中35.6万円、私立中32.6万円、公立高校36.3万円、私立高校44.7万円だという。 他方、医学部受験の世界はまるで別世界である。教育投資ジャーナリストの戦記氏は「医学部受験塾は年間500万円以上の塾代がかかることも珍しくありません。一部のトップ医学部合格者しか知らない専門塾もたくさんあります」と語る。謎多き医学部受験塾の世界について、戦記氏が迫ったーー。みんかぶプレミアム特集「医学部合格 最短・楽勝ルート」第4回。
実態が見えづらい、謎多き医学部受験の世界
教育投資ジャーナリストの戦記(@SenkiWork)と申します。 加熱する中学受験の世界のリアルを追っていると、「中学受験のその後の世界」について、SNS上の著名人と議論することが増えてきました。結論として、世の中の教育熱心層の関心ごとは概ね次の4点に集約されるように思います。 第一に、海外大学受験を視野に入れるのか否か。第二に、医学部受験を視野に入れるのか否か。第三に、高い給与所得とグローバルで働ける可能性が期待可能なコンピュータサイエンス(「CS: Computer Science」と略されることが多い)系の進路を視野に入れるのか否か。そして、第四が、それ以外の道としての東大受験を視野に入れるのか否か。 この思考順序で考えることが多いようなのですが、この中で最もルートが見え辛いのが、「医学部受験」の世界だと思います。
日本には130以上の医学部受験塾が存在する
医学部受験塾の生態系は多様性に富み、かつ競争が激しいことが特徴です。 まずは歴史から振り返ってみることにしましょう。東大や医学部受験を目指す際には、中高6年一貫校の生徒を対象とした、東京大学受験指導専門塾・鉄緑会に加え、駿台予備校、河合塾、代々木ゼミナールが1980年代から三大予備校として知られており、これらの塾は長年にわたり受験生に支持されています。 近年では東進ハイスクールも急成長を遂げ、これらの塾名は中学受験を考える家庭には広く知られています。 また、中学受験で第一志望となることが多い15校の鉄緑会指定校を受験すると、受験当日や合格発表日の帰路に鉄緑会の「合格おめでとう 次は東大!!」というチラシを受け取る機会が多く、これにより中学受験家庭の大半が「鉄緑会」という東大専門塾の存在を知ることになります。 しかし、現在は医学部受験の中規模塾の台頭が著しい時代です。実際には日本には130校以上の医学部受験塾が存在します。
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