外はパリパリ中はジューシー 多い日には500本の注文が クリスマスチキンとしても親しまれる「むしり」名前の由来はストレートに「むしって食べるから」ラーメン店など提供エリアに広がり
信越放送
佐久市の臼田地域に伝わる「むしり」という料理をご存知でしょうか? 実はクリスマスチキンとしても親しまれているようなんです。 【写真を見る】外はパリパリ中はジューシー 多い日には500本の注文が クリスマスチキンとしても親しまれる「むしり」名前の由来はストレートに「むしって食べるから」ラーメン店など提供エリアに広がり 佐久市で聞きました! 「むしり」知っていますか? 市民は: 「むしり?…知りません」 市民は: 「むしり知ってます!臼田のおいしいやつ。家内のお友だちがくださって、それを家内たちはとてもおいしいって喜んで」 市民は: 「むしり知っている」 市民は: 「むしり知ってます!鶏の有名な、佐久では有名な、柔らかくて大きくてすごくおいしかったです」 「むしり」発祥の地と言われる佐久市の臼田地区で1949年に創業した鳥忠食堂(とりちゅうしょくどう)。 3代目店主の山崎敦雄さん。 「むしり」は、初代の祖父・忠茂(ただしげ)さんが生み出したといいます。 鳥忠食堂店主 山崎敦雄さん: 「昔は農家がいっぱいニワトリを飼っていたんですよ、自分の家の周りで卵をとるために。それを集めてきて(むしりにした)」 臼田地区では数店舗で「むしり」が提供されていて、店ごとに特徴はありますが、鶏肉を揚げたり蒸し焼きにしたりするなどの方法で調理されます。 語源を聞いてみると… 鳥忠食堂店主 山崎敦雄さん: 「むしって食べるというとことから『むしり』と命名しました」 税込み1本800円で、多い時には1日4~500本ほど注文が入るという「むしり」。 伝統の味付けは塩とコショウのみです。 鳥忠食堂店主 山崎敦雄さん: 「当初からそれでやっていると思います。鶏の本来のうまみが出るんじゃないかと思います」 「むしり」を作るうえで大切なのが、揚げる時間と油の温度。 何分くらい? 山崎さん: 「10分!うちは10分です。ちょうどいい時間、長年やって。温度はちょっと教えられないけど、この状況で10分で」 伝統の味を守りながらも日々研究を続けているといいます。 鳥忠食堂店主 山崎敦雄さん: 「教えてもらったところもあるし、門前の小僧じゃないですけど見ていて覚えたところもあるし。だんだん進化している。同じ味付けでもいろいろと、ちょっと変えたり」 盛り付けるのは「むしり」専用の皿です。 鳥忠食堂店主 山崎敦雄さん: 「むしりは当初は宴会料理だったので、うちではこのむしり専用の(皿)が始めのころからあるんです。これで単品のむしりはお出ししています。これがむしりの皿って小さいころから見てますので、これに載せると『ああ、むしりだな』と」 最後にレモンを真ん中に載せて完成です。
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