「ランウェイは目指しても歩けない場所」保育士との兼業ライバーが「TGC 北九州 2024」出演までに10kgのダイエット実現
保育士とライバーの兼業をしているhana hanaさん。クレイツステージの出演権を見事に勝ち取り、先月開催された「TGC北九州 2024」クレイツヘアショーでモデルとしてランウェイを歩いた。仕事と睡眠以外のほぼ全ての時間をライブ配信に捧げるトップライバーで、ファッションイベントの出演に際しては、10kgのダイエットも同時に進めていたという。その“熱量”は一体どこからくるのか、詳しく話を聞いた。 【写真】華麗に変貌を遂げ、ポージングを決める兼業ライバーhanahanaさん
■平日と休日でメリハリをつけて配信 兼業ライバーを続けていくための工夫
――hana hanaさんは、現在はどのような活動をされているのでしょうか? 【hana hana】大学卒業後から幼稚園で働いていて、大学の友人が同じ保育関係の仕事をしていたのですが、その子が仕事を辞めて配信を始めたんです。その友達の配信に私も一緒に出ることが何回かあったのですが、それがすごく楽しかったんです。 ――ご自身としては、配信することが向いていた? 【hana hana】はい。私は幼稚園で働きながらだったので、収入よりも“楽しそう”という興味本位からPocochaで配信を始めました。楽しんでやっているからこそずっと続けられていて、もう3年半以上、毎日配信を続けているのですが、辞めたいと思ったこともなく、毎日楽しく過ごさせてもらっています。 ――兼業でライブ配信に避ける時間も限られている中、どのように時間を確保しているのですか? 【hana hana】最初は短時間で固定して配信をしていました。Pocochaにはランク制度があるのですが、そういうものへのこだわりもなく、時間だけ夜8時から10時に固定をしたら負担もなくできて、リスナーさんも私が働いていることを知っているから「無理しないでね」と言ってくれて。最初からすごくリスナーさんに恵まれたというのもありますね。 ――歌の配信も行っているのですよね? 【hana hana】歌っているときに一緒に盛り上げてくれたり、できる時間の中でリスナーさんも一緒に頑張ってくれるので、そういう気持ちがすごくうれしいです。休日は24時間配信を目指したこともあるくらい、できるだけ長い時間を配信に費やしていたので、生活のメリハリを昔から意識していました。 ――休日はできるだけ長く配信したいとのことですが、最長どのくらいかなどは決まっているのですか? 【hana hana】休日は夜22時からスタートして朝方まで配信、昼まで寝て、また昼からずっと夜まで配信という形です。仕事と配信しか今はやっていない状態で、休日は寝ている時間以外は配信です。だから、平日は仕事が終わって落ち着いたあと、短い時間のなかでやらせていただいています。 ――そのサイクルが崩れることはないのですか? 【hana hana】もちろん嫌なことやつらいことも毎日配信をしていたらあるのですが、そのときはすぐに終わります。みんなにも「もう終わるね」と言って早く切り上げます。私は寝たら切り替えられるタイプだから、次の日にはまた笑顔で配信を行えるので。 ――ライブ配信のどういったところにやりがいを感じますか? 【hana hana】ギフトは、贈れる人もいれば、応援したいけど贈れない人もいると思うので、私はリスナーさんの人数に重きを置いていて、毎日配信に来てくれるリスナーさんが多くいてくれたり、「応援しているよ」と言ってくれたりすることが一番の励みになっています。もちろん目標を達成できなかったときは悔しいですが、そこをクリアできた喜びよりもリスナーさんが喜んでくれることが一番うれしいです。 ――リスナーさんとの掛け合いによって元気になることもある? 【hana hana】保育と配信は似ているんです。保育の現場では一人ひとりをしっかりと見て、お子さんの特徴を知って、この子とはどんな関わり方をするのかと考えることが当たり前になっているのですが、それが活かせたというか。コメントが苦手なリスナーさんがいたり、コメントはせずにただいたいだけというリスナーさんがいたり、リスナーさんも人それぞれなのですが、この人がどういう気持ちなのかというのを自然に読み取ることができるようになったと思います。なので、一人ひとりと関わることをすごく大事にしてきました。