スマートウォッチ「LG G Watch」 ── ファーストインプレッション
「オーケー グーグル」
通知設定を終えると、ようやく使える状態になる。Nexus 7側の設定では、腕時計側でどのサービスを使用するか選べるようになっている。アラーム設定やタイマー設定、歩数計などがある。なかには、選択はできないものの「タクシーを呼ぶ」という項目もある。これはグーグルが出資している「ウーバー」との連携を想定したものだろう。 一方、G Watch側には、Androidスマートフォンで見慣れた「カード」が表示される。そしてガイダンスとして「歩数計を表示」などと話しかけるようメッセージが出てくる。このメッセージのとおり、腕時計の操作は、基本、音声かスワイプで行うことになる。 グーグルによると、グーグルグラスでお馴染みの音声コマンド「OK Google」とG Watchに話しかけることでアプリが稼働する。「Android Wear」では、テキストの送信やメモの作成、予定の表示などのほか、メール通知や経路案内ができるというのがウリだ。 さっそく「OK Google」「オーケー グーグル」と話しかけてみる。しかし、「オーケー グーグル」の後に何を話せばいいのだろうか? そこは要は音声検索なので、検索する要領で音声入力すればいい。 たとえば、「東京 天気」「ドル円」といった具合だ。 「オーケー グーグル」に続いて「東京 港区 天気」と話しかけると、気温や降水確率が表示されるし、「ドル円」と話しかけると「101.91円」などと、すぐさま時計に情報が表示される。さらにカード形式で“検索結果”も表示される。このカードをタップすると、Nexus 7側でChromeが該当するページを表示してくれている。このあたり、結局、端末を確認しなければならないのだが、「もっと知りたければ端末で確認を」といった感じで使うようだ。 人は1日に150回もスマートフォンを起動させているという。時計で時間を確認したり、メールの着信を確認したり、天気予報を見たり、株価をチェックしたり……。そういう意味ではいちいちスマートフォンを取り出さなくてよいという便利さは確かにある。 しかし、問題は「オーケー グーグル」を人前でやるのか? ということだ。正直、これはちょっと恥ずかしい。