【北九州記念】3歳馬ピューロマジックが年長馬を撃破し重賞連勝! 松山弘平騎手「スタートからすごいスピード」
6月30日のサマースプリントシリーズ第2戦・第59回北九州記念(GⅢ、芝1200メートル、ハンデ、18頭立て、1着賞金=4100万円)は、松山弘平騎手の3番人気ピューロマジック(牝3歳、栗東・安田翔伍厩舎)が年長馬を撃破し重賞連勝。好スタートから先手を奪うと、直線でも後続を寄せ付けず力強く押し切った。タイムは1分7秒9(稍重)。 1/2馬身差の2着にはヨシノイースター(9番人気)、さらに1馬身3/4差遅れた3着にモズメイメイ(16番人気)が入り、3連単は7987・5倍の高配当となった。 ピューロマジックは、父アジアエクスプレス、母メジェルダ、母の父ディープインパクトという血統。北海道新冠町・村田牧場の生産馬で、馬主は(株)スリーエイチレーシング。通算成績は9戦4勝。重賞は2024年葵S(GⅢ)に次いで2勝目。北九州記念は安田翔伍調教師、松山弘平騎手ともに初勝利。 ◆松山弘平騎手(1着 ピューロマジック)「スタートを出てくれて、いいレースができました。前半は速いタイムでしたが、しっかりと粘ってくれました。この馬らしい、いい走りをしてくれました。ハイペースでしたが抱えるところがあって、自分自身は速いと思わないくらい持つところがありました。重賞連勝をするのはすごいことですし、スタートからすごいスピードがあるので、やっぱり(強みは)スピードですね。気性が難しいところがありますが、厩舎がうまく調整もしてくれました」 ◆安田翔伍調教師(同)「初めての前日輸送でしたが、上手に過ごせていました。前回よりも雰囲気は良かったですが、装鞍所からはまた同じ感じに。それでも、ジョッキーは『抱えるところがありました』と言っていて、徐々に改善していければですね。開幕週は狙っていました。走り出せばコントロールが利かないということはないですが、レースに行くまでの消耗をもう少しなくしていきたい。まだなにも決まっていないですが、馬の様子をみながら、スプリンターズSを目指せればいいですね」