日産Z34「フェアレディZ NISMO」は336馬力! ベースより約86万円高い521.85万円~【今日は何の日?6月24日】
●フェアレディZ NISMOのベース6代目(Z34型)フェアレディZ
2008年に登場した6代目(Z34型)フェアレディZは、プラットフォームを一新、軽量化とホイールベースの短縮をメインに、世界一楽しい走りが楽しめるスポーツカーを目指した。 スタリングは、Z伝統のロングノーズ&ショートデッキを踏襲しつつ、フロント部にブーメラン型のヘッドライトや大口径のグリル、抑揚のあるボンネットなどで精悍さをアピール。リアは、ボリューム感豊かなリアフェンダーやフロントと同一イメージのブーメラン型リアコンビネーションなどを特徴とした。 パワートレインは、最高出力336ps/最大トルク37.2kgmを発生する4.0L V6 DOHCエンジン(VQ37VHR)と、6速MTおよびマニュアルモード付7速AT(7M-ATx)の組み合わせ。車両価格は、最上級グレードが標準グレードより約70万円高い435.75万円(6速MT)/446.25万円(7M-ATx)に設定された。 6代目も、パワフルな走りと高い剛性による安定した運動性能、洗練された内外装などが、多くのスポーツカーファンから支持された。
●より高い性能を追求したフェアレディZ NISMO
NISMOは、日産のワークスチームとして国内外のレースで活躍中であり、またレースで培った技術とノウハウを生かし、市販用のチューニングパーツを開発・販売し、さらに市販車をハイチューニングしたコンプリートカーをNISMOシリーズとして販売している。 NISMOシリーズの第1弾は、2013年1月にデビューした「ジュークNISMO」であり、第2弾が同年6月のフェアレディZ NISMOである。フェアレディZ NISMOは、空力特性に優れたエアロパーツを採用し、エンジン性能は355ps/38.1kgmまでパワーアップし、さらなるスポーツドライビングの楽しさを追求したのだ。 エクステリアには、NISMOのカラーリングを施し、インテリアは赤いセンターマークを配置した本革・アルカンターラ巻の専用ステアリングと、赤い文字盤にNISMOロゴを配した専用タコメーターを採用するなど、NISMOスピリットをアピールした。 車両価格は、521.85万円(6速MT)/532.35万円(7速-ATx)で、ベースのフェアレディZの最上級グレードよりも約86万円高額に設定された。 ・・・・・・・・ NISMOシリーズは、その後「マーチNISMO」、「ノートNISMO」、「GT-R NISMO」、「セレナNISMO」、「リーフNISMO」と、ほとんどの主力モデルに設定されている。コンパクトカーやファミリーカー、ミニバンに乗っているスポーツモデル好きのユーザーのためにも対応しているのだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
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