ABGがサックス・グローバルと合弁事業を設立、ライフスタイル事業への拡大も視野に
米ブランド管理会社のオーセンティック・ブランズ・グループ(Authentic Brands Group、以下ABG)が、アメリカ・ニューヨークに拠点を置く高級百貨店「サックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)」などを展開するサックス・グローバルと合弁事業「オーセンティック・ラグジュアリー・グループ(Authentic Luxury Group、以下ALG)」を立ち上げると発表した。具体的な時期は明かされていない。
合弁事業では、ABGの持つライセンス大手としての知識と、サックス・グローバルのEコマース体験と好立地の店舗を組み合わせることで、ブランドの成長を促進していくと説明。ファッション、小売、デジタル、ホスピタリティ、不動産、アート、旅行などの幅広い分野で新たなライセンス契約を行う。中でも、「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」を、最初に取り組むブランドとして挙げた。同事業では今後ライフスタイル事業を拡大し、ブランドの高級住宅やコンドミニアム、ホテルの開発にも取り組む計画だという。 ABGの会長兼CEOのジェイミー・ソルター(Jamie Salter)は、「ALGの設立は、バーニーズ ニューヨークのサックスとの最初のライセンス契約に基づく長年の成功したコラボレーションを表しています。両社の補完的な強みを基に、製品と体験を通じてより幅広いオーディエンスにリーチする多面的な環境を創出することで、両社のブランドをさらに育成します」とコメントしている。