ウルトラライトなノコギリ「U.L.Noko」はどこまで使える?キャンプの定番モノと比べてみた
独創的なキャンプギアを発信するベルモントより、超軽量・薄型の「U.L.Noko」(4950円)が発売されました。 【それぞれのノコギリの使い心地をチェック!】 この「U.L.Noko」、収納ケース込みの総重量が約180gで軽く、荷物の隙間にスッと収まる形状に仕上がっています。ベルモントが「とにかく軽く、持ち運びやすく。ザクザク切れる」を目指したノコギリで、刃渡りは240mmと長いけれど板厚は0.6mm。この薄い刃はどこまで使える? 本当にキャンプ向き? キャンパーに人気のノコギリを集め、「U.L.Noko」の実力を探ってみました。 エントリーしたのは&GPスタッフの私物で、マルチツールの代表であるレザーマン「WAVE」、おしゃれノコギリ筆頭のオピネル「フォールディングノコギリ No.18」、シャークソーで知られる高儀のTANOSHI-BI「たき火鋸 180mm」。
「U.L.Noko」は組み立て式でとにかく薄い!
キャンプで使われているモノは安全に持ち運べる折りたたみ式が主流。エントリーした3アイテムももちろん折りたためます。使いたい時にすぐに刃を出せて、ロック機構もついているので安心なのが特徴ですが、折りたたむためのネジだのロックだのでどうしても厚みが出てしまいます。 一方、「U.L.Noko」は刃とグリップを分けて持ち運び、必要なときに組み立てるスタイル。ケースに収納した状態でもその薄さがわかります。余計な出っ張りがなく、直線的なのでバッグの隙間に入れておけるし、取り出すときに他の何かを不用意に引きずり出す心配もありません。 ちなみに組み立ては、ケースに入れた刃をグリップにはめて、グリップエンドを打ち付けるだけ。分解するときは刃のギザギザが上になるようにケースに入れ、グリップエンドを軽い力でコンコンと打つと外せます。
刃渡りと板厚、グリップ形状をチェック
ナイフやはさみ、ヤスリなどいろいろな機能が詰まったマルチツールだけに小さいけれどずっしり。グリップも刃もまっすぐで厚みあり。角張っているけれど、案外手に馴染みます。日本刀のようなグリップは断面が楕円になっていてグッと握っても痛くありません。ほっそりした刃もグリップもどちらも直線的なのですが、組み立てると角度がつく構造。フランス産ブナ材を透明ニスで仕上げたオピネルらしいグリップは、おしりに向かうほど太くなっていてすっぽ抜けにくいデザイン。パッチン錠で誰もが操作しやすいロック機構を採用。 4アイテムの中で唯一のカーブ刃。グリップも緩やかに弧を描いていて楽に薪に刃が食い込むデザインになっています。