「リリーフで最も優れた契約の1つ」パドレスと合意間近の松井裕樹、現地メディアは“守護神”候補として期待
現地時間12月19日(日本時間20日)、パドレスが楽天から海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す松井裕樹と複数年契約で合意間近であると、『MLBネットワーク』など現地の複数メディアが報じた。 【動画】圧巻のセーブ! 松井裕樹、流石の39セーブ目をチェック 松井は楽天の絶対的守護神として活躍。28歳の若さで通算236セーブ、防御率2.40の好成績をマークしている。3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)には侍ジャパンにも選出された。 米スポーツ専門サイト『Bleacher Report』は松井に関する記事のなかで、「パドレスは日本の左腕、ユウキ・マツイとの契約に近づいているため、ジョシュ・ヘイダーの後任を見つけたのかもしれない」と、今季33セーブ、防御率1.28でチームの守護神を務め、現在はFAとなっているジョシュ・ヘイダーの後任として松井に期待した。 また、同メディアは海を渡ろうとしている左腕を「日本で最も優れた救援投手の1人」と高評価。さらに、「マツイは、もしMLBの打者に対してコマンドが通用すれば、ヘイダーの9回の代役を務めることができる。もしそうなれば、これは今オフにどの球団が行うリリーフ投手の中で最も優れた契約の1つになる可能性がある」と綴った。 米スポーツメディア『MLB TRADE RUMORS』も反応している。現地では松井にカージナルスやカブスなども獲得に興味を示していると報じられていたが、「ヨシノブ・ヤマモトなど日本からやって来る他の投手とは異なり、現在のマツイはどのNPB球団にも所属していない。つまり、彼と契約するMLB球団は、契約そのものに加えてポスティング料を徴収されないことになる」と記載。松井がポスティングシステムを利用していないことから、MLBの球団が譲渡金を支払う必要がないことをメリットとして挙げていた。 パドレス入りが実現すれば、ダルビッシュ有とチームメイトになる。正式発表がされるまで左腕の動向に注目したい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]