ヒガンバナようやく見頃 小矢部・五郎丸、猛暑で遅れ
猛暑の影響で、開花が遅れていた小矢部市五郎丸地区の県内最大級の約13万本が咲き誇るヒガンバナが26日、見頃を迎えた。例年より4日遅れたが、あぜ道沿いにヒガンバナの「赤い帯」が広がり、住民は胸をなで下ろした。 住民でつくる彼岸花の里づくり委員会によると、彼岸入りの19日時点で開花は50~60本。朝の気温が低くなった22日から一気に咲き始めた。 猛暑の影響で咲き方が不ぞろいだが、開花の見込まれる延長2・3キロのうち、1・5キロで見頃を迎えた。29日ごろには、ほぼ満開となり、10月5日ごろまで楽しめる。事務局長の川原俊昭さん(76)は「ようやく見栄えが良くなってきた。昔ながらの風情を味わってほしい」と話した。26日は「北蟹谷花と緑の友の会」の河原吉一会長(75)らが散策に訪れた。