巨人・阿部監督、丸佳浩のサヨナラ弾に「いや~、我を失って飛び出してしまいました」
(セ・リーグ、巨人3×―2広島、10回戦、巨人4勝4敗2分け、28日、東京D) 巨人は首位・広島に先勝。1点リードの九回に守護神・バルドナードの暴投で同点を許したが、延長十回に丸佳浩外野手(35)が、この日4安打目となるサヨナラ5号ソロを放って勝利した。阿部慎之助監督(45)は開口一番に「いや~、我を失って飛び出してしまいました」と笑顔を浮かべた。 5打数4安打の丸は打率・310で打率リーグトップに浮上。阿部監督は「ずっと1番に入ってチームを引っ張っていくんだという姿勢をすごく見せてくれていますし、ずっと好調をキープしてくれている。今年はすごく『らしさ』がある。打率も3割超えているし、出塁率もすごく高い。だからこそ1番に入れている」と賞賛した。 また、八回には27日のDeNA戦(横浜)の延長十回に宮崎にサヨナラ弾を献上したケラーを投入。走者を出しながらも無失点に封じた。阿部監督はこの起用について「八回と九回はケラーとバルドナードで行こうというのは僕が決めた。連投した時は変えると思うけど、基本は八回ケラーで九回はバルで考えています」と新パターンを明かした。 接戦をものにした指揮官は「投手陣で勝ってきた試合が多いですし。きょうは野手に救われた試合だったんじゃないですかね」とうなずいた。