【NFL】「練習で上達する、アレン・アイバーソンが何と言っていたとしても」とイーグルスDCファンジオ
フィラデルフィア・イーグルスは3巡目で指名したディフェンシブエンド(DE)ジャリクス・ハントを当初の計画より早く起用せざるを得ない状況に立たされている。DEのブランドン・グラハムとブライス・ハフが負傷したことにより、ハントの出場タイミングが早まった。シーズン前半の9週間で計17スナップしか参加しなかったヒューストンクリスチャン大学出身のルーキーは、ここ1カ月で起用頻度が急増している。直近4試合のうち3試合で23スナップ以上に参加し、ボルティモア・レイブンズに勝利した現地1日(日)の試合では、キャリア最多となる35スナップを記録した。
この試合でハントは浮き沈みの激しいパフォーマンスを見せている。サック0.5回を記録した一方で、いくつかのミスもあった。
チームの記録によると、守備コーディネーター(DC)ビック・ファンジオは「良い部分もあったし、そうでない部分もあった」と火曜日に述べたという。
「今の彼はプレーを改善し、それを基盤に成長していく段階にいる」
イーグルスで1年目を迎えるファンジオDCは、若手選手、とりわけルーキーから優れたプレーを引き出すことでその手腕を発揮している。セーフティ(S)からエッジラッシャーに転向し、抜群の運動能力を備えながらも学習に時間がかかるハントが結果を残せるようになれば、今季のファンジオにとって最大の成果と言えるかもしれない。
若手選手にとってレップスがいかに重要かをファンジオは強調している。
「プロセスが大事だ。練習した分だけプレー時間が増え、上達する。アレン・アイバーソンが何と言っていたとしてもね」と、ペンシルベニア出身のファンジオDCは笑みを浮かべながら語った。
「リーグ内には、“この選手ならできる。いきなり試合に出しても大丈夫だ”と考える人もいる。でも、若手選手は十分な練習時間と試合経験を積んでこそ、一人前になれる。だからこそ重要なのは、本人がどのように成長するかだ」