10年間のアイアンイップスの闇に光を差してくれた、Qiアイアンのすごさって何だろう?
自信をくれる、ミスカバーに長けたギア
(Qi10か…テーラーは好きなブランドだけど) けれどむしろ最初に7番アイアンでアドレスしたときには、 (結構フェースが薄いな、だいじょうぶかな……) と思ってしまった。 そう、アイアンが苦手な私はソールに厚みのあるタイプが好きで、同じテーラーメイドなら去年のステルスHDやヤマハのUD+2のアイアンが好みだった。 なんとなくUTを思わせるぽってりしたフォルムが心理的に安心感をくれるからだ。 とりあえず、試打でQiの7番アイアンをぶんっと振ってみる。 おお、ヘッドが走る。いい意味でクラブにスイングがリードされる感じ。 ボールを置いてアドレスする。もうこの段階で苦手意識があるため、当たる気がしない。 何も考えずに打つ。まずはハーフスイングで恐る恐る。 パシュっといきなり芯を食った手応えがして、試打室のシミュレーション画面にボールが飛んでいった。おお、キャリーで80ヤード、なかなかではないか。 (まあ、ここなら力まず打てるし、出会い頭ということもあるしね) それがそこからなかなかいい当たりが続き、思い切ってフルショットなどしてみるも快音と芯を食う手応えが続き、画面データではキャリーで100ヤード飛んだことになっていた。 え、うれしい。 ショップの人は言う。 「「Qiアイアンに搭載したキャップバックデザイン構造が番手別に重心位置を最適化しているので振りやすいのかもしれません。また従来のテーラーメイドのアイアンよりも大きくなったフェースによって、スイートエリアが広がったのはもちろん、構えやすく、少々のミスヒットでも安定した飛距離が出るんですよ」」 なるほど、いきなり私の技術が進化したのではなく(当たり前)、少々の当たりのブレもクラブがカバーしてくれていたわけですね。恐るべし技術の進化。 適当に振っているのに成功率が高いのはシャフトとの相性もいいからだろう。 よくゴルフはメンタルというけれど、自信というのは大事なもので、試打とはいえクリーンな当たりを連発できると、いいスパイラルにはまり、8番も9番もスイングを楽しめた。 ここは一念発起、こいつに賭けてみようではないか!