【女子バスケ】馬瓜エブリン、ステファニー姉妹がそろって2桁得点「最後まで楽しかった」世界3位のオーストラリアに連勝
◇21日 バスケットボール女子強化試合 日本95―87オーストラリア(札幌市・北海きたえーる) パリ五輪に向けた国際強化試合は、世界ランキング9位の日本が同3位のオーストラリアに競り勝ち、格上相手に2連勝した。 日本がオーストラリアに集中砲火を浴びせた。2桁得点者は馬瓜エブリン(29)、ステファニー(25)の姉妹を含めて5人。エブリンは「(姉妹で)2桁はあったかなぁ~」とそろっての爆発にうれしそうに笑みを浮かべた。第4クオーター残り4分は姉妹で同時出場。妹は「最後まで楽しかった」と頰を緩めた。 先発したステファニーは立ち上がりの10得点の全てに関与した。「最初ガツンと行けるかが大事」。持ち味のスピードでチームに勢いをつけた。そして、「エブリンはパワー、私はスピード。2人の良さを合わせれば、チームに貢献できる」とも話した。姉は13得点、妹は12得点をマークし、攻守で勝利をたぐり寄せた。 そして、主将も爆発した。チーム最多19得点を挙げた林咲希(29)は「(パリ五輪のメンバー)選考会でもあるので、シューターの役割を全うしないといけない」。5本の3点シュートを射抜いた。恩塚亨監督も「(林は)タフな状況ほど燃える。チームに勇気を与える大きな存在だと思っている」と全幅の信頼を寄せた。 宮澤夕貴(31)が12得点、山本麻衣(24)が10得点をマークし、世界3位に連勝を飾った。5人が2桁得点。指揮官が掲げる「走り勝つシューター軍団」が進化の跡を残した。
中日スポーツ