ゴッホの《ひまわり》への攻撃が再び。ロンドンの美術館で環境活動家が2点の作品にスープをかけて逮捕
絵画自体への損傷はなし
イギリスBBCによると、9月27日、ロンドンのナショナル・ギャラリーで展示中のオランダの巨匠フィンセント・ファン・ゴッホの絵画2点が、環境活動家3名によってスープらしきものをかけられ、攻撃された。作品はゴッホが南フランスのアルルで描いた《ひまわり》シリーズ2点で、1888年と1889年にされたもの。検査のため一般公開から外されたが、保護ガラスのおかげで絵画自体の損傷はなかった。 活動家は「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」のメンバーで、61歳、77歳、24歳の容疑者が現場でロンドン市警に逮捕された。グループはSNSに、3人が絵画にスープを投げつけた際の襲撃動画を投稿している。 今回被害に遭った作品の1点は、2022年10月にもジャスト・ストップ・オイルのメンバーふたりによってトマトスープがかけられる事件が起きていた。27日はこのときの実行犯2人の判決日で、ひとりの被告に禁錮2年、もうひとりの被告に1年8月の実刑が言い渡された。今回の攻撃は、この判決への抗議だとみられる。
Art Beat News