久留米大が福岡大に6季ぶり勝利 栗秋監督「選手たちは自信をつけてくれたと思う」【九州六大学野球】
◆九州六大学野球秋季リーグ戦第3週第2日 久留米大4―3福岡大(16日、オクゼン不動産ベースボールスタジアム) 久留米大が福岡大から2021年秋季以来となる6季ぶりの勝利を挙げた。 ■卒業から2年、福大同期が1軍舞台で再会2ショット【写真】 先発の村上陽大(3年・福岡農)は3回と6回に無死満塁のピンチを背負いながら、ともに最少失点に抑えて大崩れしなかった。味方打線の援護もあり、6回4安打3失点で今季初勝利。185センチの長身右腕は「真っすぐとカーブを中心に、コントロールと球の切れを意識して投げた。必死でした」と力投を振り返った。 7回からは左腕の松田弦樹(2年・長崎南山)が登板。1点リードの8回に2死満塁とされたが落ち着いて無失点に封じ、9回も三者凡退で切り抜ける好リリーフを見せた。「村上さんがいい状況で自分につないでくれたので、絶対に抑える気持ちで投げました」と大粒の汗を拭いながら語った。 チームはこの日の白星で今季2勝4敗とし、暫定5位と苦しい状況が続く。栗秋悠斗監督は「久しぶりに福岡大に勝つことができて、選手たちも自信をつけてくれたと思う。今後も一試合ずつ大事に戦いたい」と表情を引き締め、村上も「残り試合はチーム一丸で束になって相手に向かっていく」と力強く宣言した。(山崎清文)