米ビームグローバル、EV充電基地の普及強化 街路灯と一体化、全米で本格販売へ
米ビームグローバルは、太陽光発電を利用した電気自動車(EV)用充電基地の普及を強化している。街路灯と充電機能を一体化した新しい充電装置「BeamSpot(ビームスポット)」は、充電基地の確保で悩む米国の自治体で注目されている。 【関連写真】ホウィートレーCEO カリフォルニア州サンディエゴを拠点とするビームグローバルは街路灯を利用した充電装置を開発して全米での普及を図ってきた。「EV ARC」や「ビームスポット」が主力商品。こうした装置は太陽光、風力などを電力源として、既存の電力網に依存しない。設置場所の自由度が高く、移動も容易。災害時には120/240VのAC電源により緊急時の電力供給も可能。 持続可能性、設置の簡便性、緊急時対応などが評価され、全米の自治体やショッピングモールなどでの評価が高い、と同社は説明。 同社はこのほどカリフォルニア州内にビームスポットの設置を開始、本格的な全米での販売に乗り出した。 デスモンド・ホウィートレーCEOは、これまで自治体が設置困難としていた路肩や集合住宅、空港、スタジアムなどで街路灯機能と統合した充電装置の販売を強化していくと語っている。
電波新聞社報道本部