IU、コンサートを控えソウル市が“芝生問題”にコメントも…ファンが怒り「責任を転嫁するな」
ソウル市が上岩洞(サンアムドン)のソウルワールドカップ競技場の芝生保護を理由に、来年からコンサートなどの文化イベントは「グラウンド席(芝生席)の販売除外」を条件に貸館を認めると発表した。これに対し、IUのファンは「芝生問題に対し、責任を転嫁するな」と反発した。 IUのファンは15日、「ソウル市がIUのコンサートと関連し、コメントを発表したが、芝生問題に対する責任を転嫁する行動にファンは怒りを禁じえない」と声明文を発表した。 また「ワールドカップ競技場の芝生問題は、ソウル施設公団の管理不行き届きによるものだ」と批判し、「ソウル施設公団を管理・監督するソウル市は、芝生問題に対する責任を痛感し、ソウル市民に謝罪することが道理だが、まるでIUのコンサートの影響で来年からグラウンド席の販売が除外されたかのように世論を誘導している」とした。 それから「『グラウンド席販売除外』宣言を通じて真実を隠そうとするのではなく、ソウル施設公団への監査を通じて芝生管理問題の原因を徹底して糾明するなど、再発防止に乗り出すことを強力に促す」とコメントした。 14日、ソウル市はソウルワールドカップ競技場の芝生を保護するため、コンサートをはじめとする文化イベントは「グラウンド席の販売除外」を条件に、部分貸館だけを認めるという立場を明らかにした。これは最近、「2026 ワールドカップ・アジア予選」の試合後、芝生の状態についての指摘が出たことで、ソウル市が出した案だ。ソウル市はコンサートなどの文化イベントの貸館を禁止する案も検討したが、コンサート観覧の需要があり、現在ソウルに2万人以上の観客が収容できる大型公演会場がないため、条件付きの貸館を認めることにした。 9月21日と22日に開かれる予定のIUのコンサートは、約10万枚のチケットがすでに完売しており、通常通り開催される予定だ。これに先立って、IUの所属事務所EDAMエンターテインメントは「公演当日、多くの人が集まるだけに、事前に案内されたグラウンド使用マニュアルを厳格に守り、注意事項や行動規範などに対する事前教育を実施するなど、芝生管理にも総力を注いでいる」と伝えた。
ハ・ジウォン