宝塚月組「ゴールデン・リバティ」開幕 新トップコンビ、鳳月杏と娘役の天紫珠李お披露目
宝塚歌劇団月組公演「ゴールデン・リバティ」が16日、兵庫県宝塚市栄町1の宝塚大劇場で開幕した。新トップコンビ、鳳月杏(ほうづき・あん)と、娘役、天紫珠李(あまし・じゅり)の大劇場お披露目公演。12月25日まで。 【写真】フィナーレで大羽を背負って大階段を下りた鳳月杏 大野拓史作・演出。19世紀後半のアメリカを舞台に、主人公のジェシー(鳳月)が、列車強盗計画に加わることになり、国家絡みの大きな陰謀に巻き込まれていく。 鳳月は芝居も歌も安定感があり、満を持してトップとなった風格が漂う。相手役の天紫が醸し出す凜(りん)とした空気感との相性もよかった。 2部のショー「フェニックス・ライジング」(作・演出野口幸作)では鳳月を不死鳥(フェニックス)になぞらえ、パワフルな歌と踊りを披露した。タイや中国、韓国などをめぐる異国情緒あふれる演出で、新生月組の船出を彩った。 東京大劇場公演は1月25~3月9日。(小尾絵生)