「投資家資産をあなたに」実は特殊詐欺 周南市の20代男性が1184万円被害
山口県警周南署は20日、架空料金請求の特殊詐欺で周南市の20代の会社員男性が現金約1070万2千円と電子マネー利用権約114万5千円分をだまし取られたと発表した。 同署によると、6月10日、男性に、海外銀行の役員を名乗る何者かから「ある投資家が亡くなったが親族がいない。このままでは資産が政府に移る。あなたを近親者として推薦する」とのメールが届いた。その後、弁護士を名乗る何者かから「遺産相続の法定費用と着手金が必要」などと言われた。 男性は同12日から7月17日までの間、指定された口座に9回にわたり計約1070万2千円を振り込み、指定された電子決済サービスの送金先に2回にわたり電子マネー利用権計約114万5千円分を送金した。
中国新聞社